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塔6月号 作品2その1☆彡

07 /11 2018
今日は小学校の読み聞かせでした。六年生は派手な反応がないのでおもしろかったのかどうか気になるところです。お昼は小学校の昼休みの校庭見守り当番でした。年に一度か二度まわってきます。ドッヂボールで明らかに他の女子と違うレベルの女子がいて男子に交じってビュンビュン投げていました。

40分暑い校庭に立つのはややきびしい・・・。



順々に人形並べる父に聞くマトリョウシカを買いし日の母 /隈元三枝子
一体の人形と違って沢山あるマトリョウシカ。順々に並べる時間というものを思った。思い出しながら並べていく。

一日に二つの美術展はしごする音なき老いしんと受け入れる /佐藤朋子
時間はたっぷりとあるけど老いには音がない。「音なき老い」「しんと受け入れる」がいい。

二列目で聴いたフレーズお守りに春が来るまえ会社を辞める /中井スピカ
同じ二列目に居てもそのフレーズがお守りになるかどうかは人それぞれ。作者にとっては力強いフレーズでこれからもお守りなのだろう。

左の目だけから涙が落ちており君の左に見ている映画 /ぱいんぐりん
作者の左の目から落ちる涙に君は気づかない。涙を流す自分を君に知られないということが、さみしくもありほっとするようでもあり、微妙な気持ちが伝わる。

その花はマーガレットというらしい窓辺にぽつり鉢植えひとつ /卓紀
ぽつりと咲いている花、この花の名前は何だろう、として知る。さみしい花として作者の心に留まる。マーガレットをさみしく捉えてることも印象に残ります。

見えている中では菜の花しか知らずそれでもしばらく立ちつくしてる 
/中山靖子

広々と花が咲き誇っている場所があったのか。菜の花しかわからないけど立ちつくす作者。「立ちつくす」が言葉ではすぐに言うことができない作者の気持ちを語っている。

袋からとびだすセルリゆうぐれの坂ゆくわたしを立たせるみどり /中田明子
セルリの透明感のある緑色とまっすぐさ。そのセルリに励まされるようにゆく。ゆうぐれとセルリの色合いがきれいです。

暗がりに墓標のように白く照る仙台空港八度目の春 /佐藤涼子
東北に住んでいる人でなければ生まれにくい歌だと思う。震災と震災以降、目にしてきたこと感じてきたことなどが「墓標」に繋がったのではないかと思う。

大学四つことごとく落ち五つめに眩しいやうな合格にあふ /青馬ゆず
「眩しいような合格」、そのまんまだけど四つ不合格の後だからほんとに眩しかったのだろう。全部合格もいいけどひとつだけの合格はとびきり嬉しいのではと思います。

名を忘れ葡萄のようなあの花と妻に尋ねしムスカリの咲く /滝澤幸一
名を忘れたばっかりに妻との会話が思い出になる。「咲く」、が今あるものとしてとてもいいと思いました。

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ukaji akiko

塔短歌会。ふだんは赤煉瓦歌会に参加しています。スガシカオ好き。気軽に好きなことを書いてゆこうと思います。

プロフィール欄がなぜか二つになっていて直りません。

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