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ちょっとひと息ティータイム

ブログ・ちょっとひと息ティータイム
08 /30 2018



今週の朝日小学生新聞の「春夏秋冬楽しく俳句」より。


あさがおはなんでかれたりするのか /東京都・小1(名前からは性別分からず)


おお!ほんとに小1?小1だからこそなのでしょうか??
一年生は学校であさがおを育てるから、育てたのにという思いもあるのでしょうが、それとは別に、この問いが世界のいろんなこと(決まり事や不条理なこと)を含んでいるように思えるから、ひきつけられるのでしょう。「かれたりするのか」の字足らずの表現がいいです。


そしてもう一句、印象に残ったもの。


いつかわすれたうさぎがしんじゃった /東京都・小1・男子


最初どこで言葉を切るのかすぐには分からなくて何度か読み返しました。、
いつかわすれた/うさぎがしんじゃった 
感情の言葉が入っていなくて、かえってきりきり痛みがきます。


「猟奇歌」 夢野久作  続き☆彡

ブログ・歌集
08 /27 2018
青空文庫の「猟奇歌」、数えてみたところでは259首。
最初のページをめくったところに知っている歌が載ってました。

この夫人をくびり殺して
捕はれてみたし
と思ふ応接間かな

夢野久作



どこで読んだのか思い出せませんが、夢野久作だったのかーと思って、ということは、私が読んだことあったくらいだから有名な歌なのではないかと思います。夫人や応接間という言葉になんとなく浮かんでくるイメージがあります。願いが、<殺す>だけでなく殺して捕らわれてみたい>、というのが面白いです。「この夫人」、ってどんなだったのでしょう。


そのほかの歌をいくつか紹介します。


高く高く煙突にのぼり行く人を
落ちればいいがと
街路から祈る



殺すぞ!
と云へばどうぞとほほゑみぬ
其時フツと殺す気になりぬ



人体のいづくに針を刺したらば
即死せむかと
医師に問ひてみる



春の夜の電柱に
身を寄せて思ふ
人を殺した人のまごころ



抱き締める
 その瞬間にいつも思ふ
あの泥沼の底の白骨



毎日毎日
 向家の屋根のペンペン草を 
  見てゐた男が狂人であつた



蛇の群れを産ませたならば
・・・・・・・・なぞ思ふ
取りすましてゐる少女を見つつ



放火したい者もあらうと思つたが
それは俺だつた
大風の音



一里ばかり撫でまはして来た
なつかしい石コロを
フト池に投げ込む



不思議な世界です。想像の歌も多い。殺す殺される、また、血、白い肌、夕日、空、など色がよく出てきて、映像が美しいです。そして、一見突拍子もないふうでいて、きれい事ばかりではない、人間の考える普遍的なところがあると感じました。読んだあと、不思議と元気が出る歌集でした。


資料をくださったり、歌のこと教えて頂いたりと、夢野久作のことが思わず楽しく続きました。ありがとうございました。歌が作られた年代とか分かったらまたブログに書こうと思います。9月に「一行寺と夢野久作」というのが博多区であるようなので行けたら行ってみようと思ってます☆彡


(補足)一首目の「高く高く」は表記では「高く~」のようなくり返しの文字なのですがパソコンで出なかったので上記のように書いています。
(追記)ブログ「やさしい鮫日記」(2010年10月1日)に「猟奇歌」のことと「猟奇歌」ができた過程など分かる本のことなどの記事があります。

「猟奇歌」 夢野久作

ブログ・歌集
08 /27 2018


塔の全国大会で、とあるレディから夢野久作は歌も作っていて青空文庫というのにあります、と教えてもらいました。帰宅して調べたらありました、ありました。それと、青空文庫ではなくて、赤澤ムックという方が編集した「猟奇歌」もありました。こちらは「猟奇歌」から百十六首選んでいる、と説明にあったので、歌数が多そうな青空文庫のほうを注文しました。

さて、青空文庫というのはペーパーバックというだけあって・・・

載っているのは歌だけ!

いつ作られた歌か、何首収められているのか、とか全くナシ。こうも何もないとかえってせいせいするというか。

それはまあいいとして、

これは・・・と思ったのが、三行で書かれている歌がたまにページを跨いでいることです。

なるべくぱっと見て一首全体が分かりたい。

でもですね、最後の一行が次のページをめくったところだと、何を言ってくるのかな、この人・・・というようなどきどきがなきにしもあらず。(とは言えぱっと見て分かるほうがよい)。

そんな、何を言ってるんだ、この人・・・。というような、

とてもおもしろく、惹きつけられた歌が満載です。

歌を少し紹介します。

(続く☆彡)

塔全国大会2018☆彡

08 /22 2018
8月18日、19日、塔の全国大会に参加しました。

毎月塔の歌を読んでいたおかげで、あ、この方が介護の歌をよく詠まれてる方なんだ、とか、この方がいつも好きだなーと思う歌を詠んでる方なんだ、とか分かる嬉しさがありました。名字だけ言われてお名前が浮かんだりするのもなかなかよかったです。


私は一日目の歌会、懇親会、が終わった後、勉強会に参加しました。
その勉強会は昼に行われた歌会をさらにつめてしてみましょう、という感じのものでした。

人数は今考えてみると15、6人くらいだったでしょうか。部屋に入った時少ないかな、という印象だったけど、このくらいの人数はベストだったのではないかと思いました。濃いものになってたと思います。

何が良かったかというと、誰かの発言を踏まえての発言、というものが多くて深まっていた点です。

いくつか思い出すけど面白かったですね・・・。
印象に残った発言のひとつは、「この歌にはそんなことどこにも書いてないですよ。もっとニュートラルに読むべきじゃないかと思います。」という発言です。書いてあることをそのまま読むべき。あまり、勝手に意味づけしないほうがいい、歌以外のところから持ってきた情報で歌を読み解くのはナンセンス。というようなことです。

すごく大事なことで、基本で、大いに賛成、ほぼ賛成です。

で、それはそうなんだけど、と私もちょっと発言したりして、大変勉強になりました。未解決の勉強。

歌ってむつかしですね・・・・。考えはじめるとね!

この歌会では、自分が参加しなかった他の歌会の、気になる歌の評はどんなのが出ていたかなども聞けてそれも良かったです。

楽しかったです。みなさま、ありがとうございました。


(番外編)
さて、勉強会も終わったし、40階であっている二次会に行くか!と思ったら、なんともう終わってるではないですか。

どうやら、三次会の置いてけぼりになったんだな、と思っていったん部屋に帰り、三次会に行ったと思われる東京歌会のひとりにメールをしてみましたが予想した通り気がつかれない。賑わっているから当然です。

みんなの話を聞きたかったけどしょうがない。
でも、せっかくの浜松だし、じゃあ、一人で美味しい飲み物を飲みにいこうかな。と思ったけど、・・・・・今からスマホで探して行くとなると時間が遅くなるよねえ・・・。

と、潔く諦めて(葛藤ののち)、人生のメリーゴーランド(ハウルの動く城ね!)のギターバージョンを聴きながら夜を送ったのでした。

百年前の自由画展

ブログ
08 /22 2018
「百年前の自由画展」に昨日行きました。(8月3日、6日のブログの続きです)。そしてまったく予定も予想もしていなかった夢野久作のお墓にまで行ってきました。

6日のブログを書いた後、「ドグラ・マグラ」は間に合わないとしても短編くらい読んでおこう、と思って家にあった『瓶詰の地獄』という短編集から『瓶詰の地獄』、『人の顔』を読んだのですが・・・。

ぞわわ・・・。ぐるぐる渦巻くような書きかたや生々しい感じ、内面的なものがじわじわ溢れる感じ、「・・・・」の使い方とか・・・。話も面白かった。『瓶詰の地獄』は話の進行の仕方も工夫してあって面白かったです。なるほどなあ、この言葉が最初はそんな意味じゃなかったのにそういう意味になってしまうのか・・。と。短編が面白かったから「ドグラ・マグラ」も読むかもしれません。

また、先日の塔の全国大会である方から「夢野久作は歌を作ってたって知ってますか?」と私はまったく知らなかったびっく情報を教えてもらって、ぐ~んと夢野久作を身近に感じ。そんな状態で展示会に行きました。(短歌のことはまた後で書こうと思います)。


では、昨日行った展示会、写真で紹介。

展示会場。博多区の下呉服町あたり。百年前は菓子問屋だった高橋商店。(先日私の夢に‘問屋‘が出てきたのはこのことが頭にあったからと思われる)。とても風情があり夏の陽射しにあっていました。


夢野久作は九州日報で記者をしていました。九州日報が絵画コンクールや新聞の家庭欄に載せる絵を募集していて、その応募作品を夢野久作が選び、「子供の画集」としてスクラップブックにして大事に保管していたということです。


大正10年以降、国産クレヨンが製造されはじめ、数年のちには混色可能なクレパスが発売されたと書いてありました。クレヨンとの違いを初めて知りました。展示の絵は8割がクレヨン。この絵は5年生。色づかいが上手ですね・・。


これも5年生。カチッとした革靴の感じ出てます。100年前の靴、おしゃれ。


うえの絵は3年生。ほんとに小3?下の絵は学年不明。抽象的でいい感じ。


月の光と木の影がかわいい。小3。


開催した方のお話では、展示会をしていない時は閉じた玄関のガラスに夢野久作の短編を貼っているそうです。そんなに夢野久作推しなんですか?!と聞いたら、自分が好きだからやってます、とおっしゃってました。ドグラ・マグラは長編だからガラスからはみ出すし、短編を2週間くらいのサイクルで貼り換えているそうです。

そして、その方から夢野久作のお墓はすぐ近くにあると教えて頂いて、えー!?知らんかった…。と教えてもらったお寺のお墓に行ってみました。

それがですね、この辺りは小さいお寺がいくつもあって分からなくなり行きつ戻りつ。全然違うお寺のお墓に入ってさまよい、また昨日はものすごく暑かったのでクジケそうになりましたが、ここまで苦労(実際は近いとこで迷っていた)したから見つけてから帰ろうと頑張りました。

しかし最後はとうとう文明の機器に頼りました。お寺の名前は一行寺。

本名は杉山直樹ですが、もしかしたら夢野久作であるのかな、と思いましたが「杉山家」でありました。47歳で亡くなってるので同じ歳だなあ、と思ってお墓を見てました。「ドグラ・マグラも読んでない中途半端な奴が来た」と思ったでしょうが、歌集も注文したし、どうぞよろしくお願いします、と言いました。

全国大会、明日です

08 /17 2018

姪っ子たちのお盆の花火

明日は塔の全国大会です。今年は浜松であります。博多からだと新幹線で大阪か名古屋で乗りかえて4時間くらいです。

大会では私もすこしお手伝いさせて頂きますが、一昨日お手伝いに関しての夢を見ました。

その夢。
何でも今年は参加者にお菓子を配るということで、わたしがお菓子を注文して小袋に分けて会場に送る係でした。ところが発注を忘れていて、はっ!と思ってお菓子の問屋さんに電話したらお盆で軒並み閉まっていている。

という夢でした。

前から分かってたのになんで電話してなかったんだろう、と焦っていたところ、誰か(塔の人ではない誰か分からない人)が、サニーは空いてるしそれに安い、と教えてくれて、確かに!と思った夢でした。とてもリアルでした。

登山の勝敗どうやって?

ブログ
08 /13 2018
山岳部の登山大会の勝敗はどういうふうに決まるのか??

ということをしばらく前のブログで書きました。すこしでも想像してくださった方へ、答え。(ざっとしてますが)

ルートを正確に早くゴールしたチームが勝ち!ということではなくて、それはそれはこまごまと採点されるようです。


まず登山の前に現地での筆記試験。

1チーム4人なのですが、それぞれが、天気、気象、地形地物、医療、に分かれての受験。気象のテストはラジオを聴きながら天気図を描くのだそうで、そんなこと出来る高校生がたくさんいるのか・・とたいそう驚きました。娘も、気象はむつかしい、覚えればいいのと違うけん。と言っていました。医療担当だった娘は、熱中症やケガの手当て、食塩を混ぜた飲料水の作り方とか、なんかそんなことを準備していたみたいです。


あとは、
起床時間(3時)から始まり、テントの張り方仕舞い方とそれにかかる時間、リュックの重量(14~16キロくらい、男女1キロくらい違う)がピシッと正確か、持ち物検査(審査員が適当に言う5点を揃えて出せるか)、食事については調理の仕方、食材の適正。など。他にもこまごま。


登山最中については、
登山中に隊列が崩れてないか、きつそうな登り方をしてないか(例えば膝に手をついてよいしょ、と登ったり、近くの石とかに手をついてよいしょって感じで登ったら‘体力‘の項目で減点)、など。


そして、これが大事なんだろうと思われるのが、登山道に置かれた目印を地図上にマークする、という作業。縮尺がいくらかよく知りませんが、どうもちょこっ!とずれただけでも、マイナス0・1点などつくようです。

時間内にゴールすればいいらしくその順番は点数には関係ないということです。

今回100点満点の学校があってすごいな、と思いました。

選手以外にも、大会で登山をずっとサポートする地元の高校生が頑張ってくれていたと聞きました。おつかれさまでした。


以上、山岳部の登山大会「はやけりゃいいってもんじゃない」の記事を終わります。答えを想像してくださったかたありがとうございます☆彡

塔7月号 作品2その2☆彡

08 /12 2018
山岳部の子どもが三重県での大会から先日帰ってきました。今年は暑かったので、大会コースの道のりが急遽短くなったそうです。臨機応変にしてもらえてよかったです。娘の高校は47都道府県中23位でした。女子1位は防府高校(山口)、男子1位は修道高校(広島)。修道高校は100点満点の1位だそうです。すごい!



塔7月号の作品2、今月は作品2は前記事とこの記事分です☆彡

七歳の私の努力を知っている鉄棒は遊具なんかじゃなかった /和田かな子
逆上がりをたくさん練習したのでしょう。「努力した」じゃなくて鉄棒が「努力を知っている」というところに、鉄棒へのいろんな気持ちがある。手のひらの痛さなども想像されます。

銀杏は熱をふふみてこれからもあなたに敵はない気がしてゐる /小田桐夕
煎った銀杏の熱さ、硬さ、殻のなかの鮮やかな色。小さいけど確固としたものを作者は感じて、あなたに重ねています。勝ち負けなどの場所ではなく、「敵はない」という場所にいるのはなかなかすごいです。敵にならない、敵とみなさない、そんな強さでしょうか。

「退屈でしょう」と言われる大丈夫まだながめることができるから /金丸繁利
退屈というものに対して作者は辛抱強い。特別でも何でもないものをながめる、ということ、ながめるという行為そのものが実は退屈なことではないんだ、と思いました。刺激的なものばかりに常にに囲まれてるとそれが普通になってイカンです。と、思いました。

もし朝が来たらわたしが嬉しがる小さい事を三つして寝る /吉岡昌俊
「もし」がつくことが不思議な一首。「もし」から続く事柄はとても面白いけど、「もし」があるので一首が儚さをともなう歌になっています。

残りたるわずかな雪を蹴散らして何を克服したるかおまえ /三上糸志
お子さんの行動かな。てやーっ!てやーっ!と目に見えるようです。「何を克服したるかおまえ」、と、とくに何も克服していないのかもしれませんが、そんなふうな勢いがユーモラスに伝わってきます。

春 木下闇が近づく時季だから椅子のネジをしめ直してる /希屋の浦
春は明るさとともに闇も近づいてくる。闇はひっそり近づく感じ。それをこちら側も、椅子のネジという目につかないひっそりとしたものをしめ直して迎える。対抗する感じでしょうか。静けさがいいです。

目の中に入れても痛くないってさ痛いのいたいのあなたのとなり /黒川しゆう
他の歌に姪っ子が登場しているので、「あなた」は姪っ子のことだろう。「痛くないってさ」の軽い表現だけど、続く下句にきりきりとした痛みが伝わります。姪っ子だから歳が離れていそうだけどそう感じるのか、自分が小さい頃を思い出しているのか、など思いました。

すり減ると夫はオレンジ買ってくる緑の袋の青果店より /丸本ふみ
「すり減ると」、という大きな詠み方がいいと思います。夫がすり減っているとわかる作者。オレンジは一緒に食べたのだろう。

二年目の熊本地震朗読会「地震と文学」の意味に悩みぬ /向井ゆき子
うーん、私も意味が分かりません・・・。「地震と文学」・・・。作者は熊本の方。「地震朗読会」で朗読されるのはどんなものなのでしょうか。地震のことを詠んだ歌や詩、日記でしょうか。でも「地震と文学」は変な感じですね。

落葉から土にかえってゆくまでの途中のかけら踏みてゆきけり /山名聡美
名前がないもの、あっても知らないものは世界にたくさんあるけど、そういうものに触れている歌。自分が触れているものを感じて見つめるというのは大事だなあ。作者はなにか、はっきりとは名前が付かないような気持ちでいたのではないかな。

塔7月号 作品2その1☆彡

08 /12 2018
ここ数日、ほんの少しではありますが暑さがやわらいでいるようです。と、いっても35℃くらいはあり、道々、ベビーカーを押すお母さんや抱っこして荷物提げてるお母さんもいて、大変だ…、と思います。自分もかつてしていたことですが今その体力はない模様です。


作品2☆彡

レポート紙の吾の文(ふみ)如何に思いしか姉は便せん三冊送り来 /松竹洋子
「如何に思いしか」。あまり何も考えずにレポート紙で送った作者の思案。姉の気持ちは姉に聞かないと分かりませんが、いくつか予想がたつところが面白いです。三冊も送るところが`お姉さん‘らしい。

灰色の雲の真中にうっすらと虹の見えるを子が言えば見る /井上雅史
子が言うからそちらを見る、ということで、作者に虹が見えたかどうかはこの歌からははっきりとは分からない。そこがとてもいいなと思います。

なぜだろうトイレにいろいろ貼る母はいったい何を求めているの /中村寛之
作者は学生さんなのでしょうか。なぜだろう、の初句がいいと思います。地図や年表や化学式を貼って、「自分に何を求めているの」という疑問だろうと思いました。トイレという場所の限定がいいです。

ただひとり赤信号で渡りゆく細き首した背広の男 /横山敦子
車が来てないと渡りたいなーと思うけど大きな通りだとなかなか目立つ。そういう共通の思いからはずれる「ただひとり」でもあるわけだ。それも渡りそうにない「細き首」の男。ギャップもいいと思いました。

るるるって電話が鳴ってさみしいと岬の丘の伯母から電話 /安倍光恵
「るるるって電話が鳴って」。「るるる」の語感がやわらかく少し甘い感じもして、伯母のイメージや作者の伯母に対しての愛情などが含まれているように思います。

もう三周している穴子の皿を取るぼくが誰かにされたいように /多田なの
皿を取る動作は、すくう(救いだす)、というイメージも湧きます。取られない穴子の皿は悲しい。作者は穴子の皿と自分を重ねて、穴子を取る。そういうふうにして願って、頑張っている。

電子辞書ぱかっと開いて子は言えり「普通の事しか調べてないなぁ」 /水野直美
深い!

世間まで届かないだろうタンポポの黄色と緑と雨のしずくは /中西寒天
「世間まで届かない」というのは面白い表現だなと思いました。もやもやとわかります。

五本指のソックス履いた人が立つ 足元みながら反論をきく /宮本華
五本指のソックス履くって、細かいとこまでしっかりしてる人なんじゃないかな。人となりが、そのソックスに表れているみたいです。反論だから踏ん張っている感じもするし。作者は顔を見て聞くのと変わらない真剣さで足元を見ているのだろう。

3日のブログの続きなり

ブログ
08 /06 2018

停車中と書いてあるようですが・・。電車のなかのようです。

昨日の赤煉瓦会で3日のブログを読んでくださった方から、夢野久作の資料を持っていたからどうぞ、と新聞のコピーの資料等を頂きました。作品に出てくる福岡の地名のこと、絵のこと等の資料です。ありがとうございます!

夢野久作は絵がとても上手だったらしく、三年前にはスケッチ原画展が市内であっていたようです。<14歳のスケッチ初公開>と新聞に書いてあります。
スケッチの資料について、<…創作力の背景として、彼がビジュアル的に非常に敏感な人間で、物事を正確に見ることが出来る素質を早くから備えていたことを示す資料>とも書かれてあります。

短歌を作る時も自分の目が見てる景色や映像って大事で切り離せないなと思います。

私は「ドグラ・マグラ」ってどんなの、と思ってもうかな~り前にぱらぱらとめくって、そのまま読んでません。作品を読んでないので夢野久作さんにはちょっと申し訳ないけど、「百年前の自由画展」には行きたいなと思ってます。

ukaji akiko

塔短歌会。ふだんは赤煉瓦歌会に参加しています。スガシカオ好き。気軽に好きなことを書いてゆこうと思います。

プロフィール欄がなぜか二つになっていて直りません。

Happy go Lucky!