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塔11月号 作品2☆彡

12 /10 2018
昨日はボヘミアン・ラプソディを観に行きました。音楽もストーリーもとても良かったです。二時間と少しあるけどあっという間でした。


老い母はデイサービスに馴染めずに真つ白なぬり絵持ち帰りたり /立花惠子
「まつ白なぬり絵」が作者にとってはつらい。その時間何をして過ごしていたのかと考えてしまうことだろう。

わたしの中にやさしき獣ゐることを薄き髭剃るときに思へり /千葉優作
「やさしき獣」。普段は髭が伸びるというささやかな形で現れる。けれど、何かの拍子に作者から飛び出してきそうな雰囲気が、髭剃りの静けさの中に流れているような感じがします。昔獣だった名残りのようでおもしろいです。

電話口に呼び出しながら無言なりあなたの気持ちも計り知れない /朝井一恵
取次の電話だろうか。わざわざ呼び出しておいてに無言の相手。相手の沈黙に言葉にならない濃厚なものが広がっているように思う。「あなたの気持ちも」なので作者も言葉にすることが難しい気持ちを抱えているのだろう。

履歴書に証明写真を貼るために少しだけ切り落とす両肩 /田村穂隆
写真を規定通りに貼ろうとして、こうなることがある。履歴書の人物なので左右対称にするために両肩を切り落とす。写真って不思議なもので、例えば写っている手首を切るとするとなんかイヤな感じがするものだ。この歌もちょっと痛みが来る感じ。

すきとほる羽根うへにして落ち蝉を植込みの奥の土の上(へ)に置く /古屋冴子
ひっくり返って死んでいる蝉を見て痛々しく思う作者。蝉をうつ伏せにして土の上に置く。「すきとほる羽根うへにして」はさりげない言葉だけれど、羽根で飛んでいた蝉へのいたわりの気持があるように感じます。

花飾る暮らしの中で花を見ず茶色くなった花を捨ており /井上雅史
花くらい飾ろうと花を飾る。けれど日々の忙しさのなかに花を見ることもせず、できず、花を枯らしてしまう。花を捨てる時に何か違う、と思う作者。捨てながら思案するような姿が浮かびます。

死んだばあばを呼んでみようよ湯船の子らおういおういと水面ふるわす /丸本ふみ
情景と詠いかたが大きくていいと思いました。「おういおうい」が命のようにいきいきしている。湯船や水面といった言葉がばあばの世界に繋がっているような不思議さがあります。

「やあ」としか言はない人が置いてゆくバタークリームのクリスマスケーキ /森永絹子
バタークリームのケーキは日持ちがするのでひと昔まえは多く売られていた。「やあ」としか言わない人は、もしかしたら作者がいっぺんに食べることが出来ないかもしれぬと思って、バタークリームのクリスマスケーキを置いていったのだろうか。奥にあるストーリーを思ってしまう一首。

わたしには探しあて得ざりしことば、頁の手触りやけに残して /中田明子
詩集や歌集だろうか。作者は、作者が心の中で形にならないまま持っていた言葉に出会う。その通りだという想いと自分は探し得なかったという想いとが、その言葉が書かれている頁の手触りと相まって深く残ったのだろう。

市民講座に行きました☆彡

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12 /09 2018

昨日の土曜日、

市民講座「鴻臚館学」入門~旅愁と望郷 「万葉集」巻十五・遣新羅使人の歌~

を聴きに行きました。



地味な看板!ですが…。
とてもおもしろかったです!

鴻臚館のこともよく知らないなあ、と思っていたところ、見つけて申し込みました。たまたまこの回は「万葉集」の遣新羅使人が詠んだ歌についての話。歌の話でなくても行く予定だったのですがより良かった、という感じです。

遣隋使や遣唐使は耳にするけれど、遣新羅使とはあまり聞いたことがありませんでした。

「万葉集」巻十五には遣新羅使人歌群というものがあり、筑紫館(つくしのむろつみ)にて詠んだ歌は四首。その歌を中心にした講演でした。筑紫館というのは鴻臚館のその当時の呼び名です。


(三六五二) 志賀の海人の一日もおちず焼く塩の辛き恋をも我はするかも


などの歌の紹介がありました。

歌の解釈のこと、新羅と日本の関係、遣新羅使の航路のこと、「万葉集」編纂者である大伴家持の脚色ではないかと思われる題詞や歌のことなど、とても面白かったです。航海は大変だ・・・。

参加者は25人くらいだったでしょうか。聞きたい人だけが来てる!という感じでした。

次回は鴻臚館の屋根とか瓦のこと、の話のようです。

街の真ん中にある神社

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12 /09 2018
赤煉瓦文化館の横には水鏡神社の北側の鳥居があります。この鳥居を真っ直ぐ行くと水鏡神社の正面鳥居の横に出ます。横に出る、というのも不思議ですが。

表に出るまで100メートルくらいです。てくてくいきます。


銀杏がどさっと落ちていました。右は神社の柵。左は小さな飲食店が十二、三軒並んでいます。


「たんか」、「とり天」ではお昼の定食を何度か食べたことがあります。「たんか」は現在夜のみの営業です。どちらも美味しい。向こうに車道とビルが見えます。ビルはアクロス福岡といってクラシックコンサートなどがよくあっています。そういうビルの真ん前に小さなこの神社はあります。


水鏡神社の横に出たところ。この神社は、菅原道真公が大宰府に来る途中、四十川(ここからそんなに遠くない。今は薬院新川という)を水鏡にして姿を映し、後にその地に社殿を立てたことから‘水鏡天神‘、‘容見(すがたみ)天神‘というようになったと言われています。後から初代藩主の黒田長政がここに移築。それがここの土地を「天神」と呼ぶ由来だそうです。当時にタイムスリップしたら両隣のビルももちろんないし、どんな風景だったのだろう、と思います。


この天満宮の文字は福岡出身の元総理大臣広田弘毅さんが小学校の時に書いたもの。広田さんの実家は石屋さんで、書道塾に通って字が上手だった広田さんにお父さんが書かせたというものです。小学生に?と驚きます。そういうのこともありの時代でしょうか。いいお話だと思いました。宮の字が少し小さいところが小学生という感じがします。この字を書いている時はご本人もお父さんも、その後総理大臣になることもその後のことも思ってなかっただろうと、眺めているといろいろなこと思います。


社殿は人が参拝されていて撮っていませんがかわりに狛犬と鳥。この鳥はあと二体あるのですが何の鳥なのか・・。フクロウにもみえるけど。境内の小さな池には鯉もいて静か。

以上、赤煉瓦文化館と水鏡神社の紹介でした。

天神駅から出たところ

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12 /07 2018
地下鉄天神駅の東の端っこの出口から上がってくると、正面に神社があります。ビルの谷間の小さな神社。水鏡神社といいます。

先に赤煉瓦文化館で予約を済ませて神社へ行くことにして・・・。

まず、神社のほうへ道路を渡り右へ歩いて角を左に曲がります。


博多ふ頭のポートタワーが見えます。この写真の左には実は赤煉瓦文化館が建っていますが見えないので、前方の横断歩道を右に渡ったところを振り返り、パチリ。


赤煉瓦文化館。旧日本生命保険株式会社九州支店。明治42年竣工。東京駅などを設計した辰野金吾さん、片岡安さんの設計。ここの二階の部屋で毎月歌会をしています。


入ったところ。


一階には福岡ゆかりの作家の本などを中心に文学の資料が置いてあります。机の真ん中にある柱。上を見ると…


ふくろう。

つづく(隣の水鏡神社へ)

地下鉄マーク5駅ぶん

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12 /07 2018
何日か前に言っていた地下鉄マークの紹介です☆彡

福岡市は昭和54年に路面電車が廃止されて、昭和56年に室見―天神間の地下鉄が開通。その後延伸を重ねて博多駅、福岡空港まで開通しました。今、調べて分かりましたが空港まで届いたのは平成5年。平成だったんだ、と驚きました。下の写真の駅々は、室見―天神間にある駅なので第一期の駅々ということになります。

では西新から天神へ向かいます。方角で言えば東へ向かうことになります。


私が一番使う駅。実家が西新なのでこのマークに決まった時、(なにこの、勉強しろ、みたいなマークは!うわ~・・)と思いました。しとけばよかったと心底思います。今はこのマークけっこう好きです。学校がある地区だからこのマークでしょう。


唐人町という名の由来はっきりとは定まっていないそうですが、『筑前国続風土記』に‘其始高麗人住せり‘、『筑前国続風土記拾遺』には‘唐船が泊りしゆえ、如此名あるよし‘とあるそうなのでその辺りからなのかもしれません。近くには鴻臚館遺跡もあるので、唐の人達がいたのでしょう。壺などいろいろなものが行き来してたのですね。ヤフオクドーム(福岡ドーム)の最寄り駅です。ドームまで徒歩10分強。先日の日曜日、歌会の帰りにたくさんの人が降りたので何事かと思ったら嵐のライブがドームであっていました。


桜のマーク。福岡城跡や舞鶴公園、西公園、などが周辺にあります。桜の時期はこの辺りはお花見の人でいっぱいです。大濠公園は一周2キロ。走っている人がたくさんいます。白鳥ボートもあり、空も広くてきれいな公園。歩くととても気持ちがいい。


平和台陸上競技場があります。マークは「ア」。人がスポーツしているようなデザインです。平和台陸上競技場に隣接して、昔は平和台球場があり、この球場の下から鴻臚館跡が発見されました。遺跡の上で野球してたという、あわわわ・・・です。

もともと、鴻臚館はもう少し東の呉服町にあったと推定されていたのですが、大正時代、病理学者でもあり考古学者でもあった中山平次郎さんという人が、万葉集のなかの、新羅へと派遣される使節の一行が旅立ちの前に詠んだ歌から、立地場所を「博多湾が見える海岸の山地」と推理。鴻臚館は福岡城内説をとなえたということです。すごい。


到着。

月曜日の朝、赤煉瓦文化館に行く時に撮ろうとしましたが乗客の方が多くて撮れず、天神駅以外は昨日撮りました。

つづく(天神駅から地上へ)☆彡

ukaji akiko

塔短歌会。ふだんは赤煉瓦歌会に参加しています。スガシカオ好き。気軽に好きなことを書いてゆこうと思います。

プロフィール欄がなぜか二つになっていて直りません。

Happy go Lucky!